Rotax max festivalに!
楽しみにしていたROTAXMAXFESTIVALIN APG2019に参加してきました!
フェスティバルは3年連続3回目の参加ですが、毎年このレースで日本一のROTAXMAXドライバーとその年のGRANFINALSという世界一決定戦の日本代表を決めることになっていて、少ないですがチャンピオンの可能性のある状態でのレース、とにかく頑張るしかないと思っていました。
実は僕、去年の終わりにMINIクラスにステップアップしてから、今年のAPGのシリーズ戦では一回も表彰台に乗れていません、、、^^;
第1戦は4位、第2戦は7位、第3戦は11位、第4戦も8位、シリーズランキングは5位、、、
僕は一応昨年のMICROクラスではAPGシリーズのチャンピオンなんですが、、、
ホームコースだし、特に苦手なわけでもないのですが、なんだか今年はいろいろなことがおきてしまって、レースをしっかりと走れていないので、いままでみたいに何も起きませんようにって思いながら、でも一番になりたいし!って思ってレースウィークを迎えました。
学校は一応まだ夏休み期間中だったんですが、夏期講習があって、それが木曜午前中まであったので、それを受けてから午後にパパと急いでAPGに向かいました。
何とか15分1本と10分1本だけ乗ることができて、年一回のフェスティバルで少しでも良い結果を出したいということで、今回は塚本監督が組んでくれた新しいカート“コスミック”と今まで乗っていた”トニーカート“を乗り比べることができたのですが、やはり10分ではどちらが良いのか、よくわかりませんでした^^;
次の金曜日は雨で、レース本番の土日は雨がふらない予定になっていたので、午前中は走行を諦めることになり、2台を乗り比べるには時間がなくて、せっかく塚本監督が組んでくれた“コスミック”でしたが、レースで使うのは諦めました。
今回も使う事になっていたMICROの時から頑張ってくれている僕のレース用のエンジンなのですが、エンジンの使用時間がもう50時間を超えていて、パパは“壊れたら代わりがないし、もうライフが残ってないから無駄に使うことはできないから”って言っていたので、午後から“練習だからといって1周も、一つのコーナーも無駄にはできないぞ!!”って思って、集中して15分2本だけエンジンのチェックをしました。乗った感じは良かったので、明日は行けるかな?と思いました。
土曜日からはもう本番。この日はタイムトライアル、予選ヒート1、予選ヒート2がありました。
タイムトライアルは18台中トップから約0.4秒差の8番手。でも自分ではまだ速さが出し切れていないなと感じていたので、予選ヒートまでにギアを大きなものに変えてくれるようにパパにお願いしました。
そして予選ヒート1は4位。順位は上がりましたが、今度はギアが大きすぎたように感じたのと、タイムはやっぱり同じように0.4秒近く遅かったので、いまのよりは小さくして欲しいとお願いしました。
予選ヒート2。今度は車の調子はとても良かったし、速さも出せました。でもスタートで前の車に引っかかってしまい、順位を落としてしまいました。それから巻き返して4位に戻ったところでチェッカーでした。
この日の走行はこれで終わりでしたが、MINIでも僕の走ってるすぐ後ろでクラッシュがあったり、他のクラスでも大きなクラッシュがあったりして、いつもアドバイスをくれるチームの先輩の道長くんが怪我をして、カートも直せるかどうかわからないくらいひどく壊れちゃったり、チームは違うけど仲良くしてくれてる友達のカナトくんも怪我しちゃったりして、明日はみんなもっと勝負をかけてくるから、より気持ちを引き締めて行かなきゃいけないなと思いました。
そして日曜日。今日は公式練習とセミファイナルとファイナルがあります。公式練習は0.2秒差の3番手でしたが、調子は今年一番良いなと思いました。
一度も登ってないAPGの表彰台。とにかく頑張ってあそこに、今度こそてっぺんに乗ろうと決めました。
そう思ってたら、セミファイナルの直前にパパが僕を呼んでききました。
”おい風児。レースする時、競り合いになった時に絶対思い出してほしいパパの話、覚えてるかい?“
僕は思い出すまでちょっと時間がかかりましたが、でもパパは昨日のレースのあとも僕に言っていたので、ちゃんと思い出せました。
“えっと、「当たるか引くか、選べるなら引け」でしょ。それから「行けるドライバーと引けるドライバー、本当に強くて上手いのは引けるドライバー。」だよね?”
“うん。そう。わかってるんならいいや。ちょっと安心した。お前なら大丈夫だな。昨日からレース、荒れてるし。フェスティバルは普段よりみんな気持ちが高ぶってるから。今日も気をつけて、いつもどおりのレースをしてくれよな。じゃないとパパの神経がもたないから。“
“うん。大丈夫。覚えてるよ。僕、大丈夫だよ。”
セミファイナルが始まりました。4番手スタートでしたが、調子は良くて、先頭争いができました。何度か先頭に出て、“このまま1位でセミファイナルが終われるかな?”と思って、メインストレートに戻ってきたら、さっきまで僕のすぐ後ろにいたはずのチームメイトのゆうき君のマシンが、8コーナーとメインストレートを分けているクラッシュパッドの上に乗っかって止まっていました。セミファイナルはそのままの順位で終了でしたが、一周回ってクラッシュの現場を通り過ぎるときにゆうき君がタンカに乗せられていました。
“ゆうき、大丈夫かな、、、”
心配でした。
そのままセミファイナルは終了。ゆうき君も大きな怪我なく、ファイナルには出るということになったので、ホッとしました。そして“僕は絶対1位になるんだ!”と思いました。
そしてファイナル。スタート前にパパが言います。
“MINI、これで最後にしようか。今のお前ならステップアップしてもJr.にちゃんと安全に乗れるだろ。これで最後にしよう。卒業レース、楽しんでこい。”
そして僕は今できることを全部やろうと思って、絶対てっぺんだと思って、レースをしました。けど、2位でした。何度か先頭に立ったけど。勝てると思ったんだけど、2位でした。最後の2周まで先頭よりもペースは良くて、勝てると思っていました。でも1位の子に詰まってスピードが落ちた8コーナーのあとの最終コーナー、スキを見せてしまって、インに入られてしまいました。ファイナルラップの8コーナーでさしかえして2番手に戻るのが精一杯でした。
”悔しいなあ。また勝てなかった、、、“
そう思って、泣きたい気持ちで車検場に帰ってきたら、
“おう、お疲れさん。いいレースしてんだけどなあ。相変わらずツメが甘いんだよ、お前は。まあでもいいよ、一応表彰台には乗ったし。怪我しないで、壊さないで帰ってきたからさ。今回はソレで十分。”
”エンジン、最後まで壊れなかったな。車検は全バラみたいだから、もうMINIに組み直してもらう必要もないかな。せっかくだからJr.仕様にしてオーバーホールしてもらおう。無事卒業おめでとう。“
って言ってくれたので、泣きそうなのをこらえることができました。
というわけで、次からは完全にJr.クラスにステップアップすることになりそうです!\(^o^)/
あ、ちなみにRotax max JAPANシリーズは3位でした!
jr.は1位になれるように頑張るぞ!!^ ^
いつもおせわになっている力哉監督、チームのみなさん、スポンサーの
根本杏林堂様
うちだペットクリニック様
猿ヶ京自動車様
ドッグライフプランナーズ様
アニマルメディカルステーション様
無臭宣言様
豆煎屋様
さくらドライ様
リボージャパン様
HIRO建築工房様
成田山水上寺様
うえまつ歯科様
株式会社 プレブ 様
他にも応援してもらっている皆さん、今回も本当にありがとうございました!^ ^
次からはJr.MAXで、2020年の日本代表を目指します!
このフェスティバルで日本代表に選ばれた選手の皆さん、頑張ってきてください!
僕、日本から応援してます!\(^o^)/
絶対自分に負けなーい!!^ ^
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